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こんな方におすすめ
- イギリスに留学予定の方
- イギリスに駐在予定の方
- 国際結婚でイギリスに移住予定の方
近々渡英予定の皆さんにお伝えしておきたいこと。それは!
日本で歯医者と病院にしっかりとかかってきてください。
イギリスでの滞在歴が長くなればなるほど、
【お金で健康が買えるのではないか → お金がないと健康を保てないのではないか】
と強く思うような経験が増えていきます。
歯科検診 & 歯の治療
NHS登録の歯科医院
歯に問題がある方は、日本でしっかりと治療してもらってきましょう。
NHSに登録しさえすればお安く治療してもらえますし、対象者に入っていれば無料になるケースもあります。
探せば腕のあるNHS登録の歯医者さんもどこかにいるのでしょう。ただし、NHS登録の歯医者さんに過度な期待はしないこと。
奥歯が欠けたときのこと。歯を削ったにもかかわらず、その後は歯型を取ることなく、ガムのようなものをペタッと乗せて終わりという治療を受けたことがあります。この治療で本当に大丈夫なの?という不安が常につきまといます。
こりゃダメだわ、と思ったのは子供の歯をNHSで治療してもらったときのこと。どうも治療されたのは表面部分で奥の方の処置がされていなかったらしく、結局プライベートで抜歯になってしまったことがあります(乳歯だったのがまだしもの救い。。。)
それ以降、子供たちはプライベートの歯科医で定期検診をしてもらっています。40ポンド(6千円ほど)とお高いですが、将来虫歯に困らないように、歯の治療に大金を払わなくてすむようにという願いを込めての予防歯科です。
NHSがダメならプライベートへとおすすめしたいところですが、これがべらぼうに高いんですよね。
プライベートの歯科医院
ここ最近歯がうずくことがあり、昨日プライベート歯科医にみてもらってきましたが、診察代とレントゲンだけで85ポンド(1万2千円ほど)。治療は一切なしのコンサルテーションだけでこのお値段です。驚きますよね?
気になる治療代は、根幹治療+かぶせで 1,100ポンドから1,500ポンド(16万円から22万円ほど)だそうです。それも開けてみないとはっきりとしたことは言えないとのこと。心の準備をして行ったにもかかわらず、あまりの高さにあごが外れそうになりました。
こんな感じでプライベートはやっぱりお高いです。
NHSもプライベートも違う意味でイタいと思うことが多いので、日本にいる間に、歯科検診と歯の治療を完璧に終えてこられることを強くおすすめします。
健康診断(人間ドックや乳がん検診など)& 治療
病院においても、日本にいらっしゃる間に健康診断を受けられた方がいいでしょう。何か問題があれば、できる限り日本で治療を受けてくること。これに越したことはありません。
なぜなら、イギリスでは日本のように直接専門医にかかることができません。例えば皮膚科にかかりたいなら、GP(無料のかかりつけ医)を通して紹介状を書いてもらう必要があります。ただ、そのすべてのプロセスにかかる時間がとんでもなく長いんです。専門医に会えるのが数ヶ月後ということはざらにあります。
もちろん命に関わることであればこのケースが当てはまらないかとは思います。ただ、子供が赤ちゃんの頃にできたEczema (アトピー)のケースでは、専門医とのアポが取れたのはなんとGPでの初診から3ヶ月後。この時も痺れを切らし、プライベートの小児皮膚科医に会いに行きました。
待っている間に病気が自然治癒する or 悪化するというのはよくある話です。
まとめ
歯の根幹治療の値段を聞いた帰り道で、思うことが多くて走り書きになってしまいましたが、ご覧のようにイギリスの医療制度を一度でも体験すると、病気予防、虫歯予防の重要性を感じずにはいられなくなるでしょう。
渡英直前ではなく日程に余裕を持って、是非日本でお口と体の健康をチェックをしてもらってきてくださいね!