子育て

イギリスの保育園事情【おおざっぱとおおらかは紙一重】

イギリスの保育園ってイメージがわかないんだけど、どんな感じ?

 

イギリスの保育園をおおらかと捉えるのかおおざっぱと捉えるのか。

渡英したばかりの方や、日本の保育園にお子さんを通わせていた方にとれば、イギリスの保育園はおそらくカルチャーショックの宝庫でしょう。

ここでは娘たちが通ってきたナーサリー(日本でいう保育園)で起きた例をあげてお話しします。

 

イギリスにお住まいでチャイルドケア選びで迷われている方へ。

ひいてしまう話もあるかもしれませんが、あくまでも一例として捉えていただけましたら幸いです。

 

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ショックだよ、イギリスの保育園事情

 

適当過ぎやしないかい?

【イギリスの保育園事情】

次女がナーサリーに入ったのは生後11ヶ月。慣らし保育で見学していたときのこと。輪になってごはんを食べていた子供たちに、デザートとして皮つきりんごが渡された。それも4分の1ずつ。上下の前歯4本でりんごそのまま食べろとな?「やめてーーー!」と叫びたい気持ちは抑えて「ごめんね。あんな大きいりんごあげたことないんだ。のどに詰まらせたら危なくない?」とやんわり言ってみたが、何言ってんだ!?と顔をされただけ。モヤり度指数5000。

 

見てはいけないもの見ちゃったな

【イギリスの保育園事情】

お迎えに行ったときのこと。庭にある切り株に座っている子供たち。そこにはただ平和な空気が流れていた。『家政婦は見た』の市原悦子のようにそっと柵の間から見ていたら、「おやついる人は手を洗ってー」と先生の声。持ってきたのは水の入った大きなバケツ。子供たちが一斉にバケツに寄って行ったかと思えば、じゃぼんと手をつけ、服でふきふき。その直後にビスケットが手渡しで配られる。えっ、あれで手を洗ったことになってるの!?まさに見てはいけないものを見てしまった瞬間。

さすがにコロナ禍であれはないと信じているが、モヤり度指数10000。

 

子供のケンカに親は介入せず

子供同士のケンカはよくあることだが、娘たちがケガをしても相手の名前を知らされたことは一度もない。

うちの子がケガをさせる可能性もあるし、ちょっとしたひっかき傷ぐらいなら、もまれて強くなってこいと思うたち。

ただ一度、長女がくっきりとほっぺたに歯形をつけて帰ってきたことがあった。甘噛みでできたものではなく、スッポンのように強く噛み続けて離さなかったんだろうと思わせる歯形。このレベルでも、やはり相手のことは知らされない。激おこぷんぷんまるが怒りを沈めて抗議しても同じこと。娘たちよ、強くなって自分の身は自分で守るのだ。モヤり度指数15000。

 

先生よ、大志を抱け

【イギリスの保育園事情】

人間だものね、そりゃ手を抜いてしまう日だってあるでしょうよ。でも、連日続いたときはさすがに危険信号ピコピコ。

お歌の時間の話。またもや市原悦子になって見ていたら、死んだ目でまったくリズムの合ってない手拍子をする先生たち。明らかにやる気のない態度。お歌が終わったと思ったら、先生同士の雑談タイム。眼に輝きが戻っているのはなぜなのだ。

 

Ofstedと呼ばれる教育水準を調査する公的機関のレポートでは高い評価を得ているナーサリーだったけど、ことあるごとに先生が子供そっちのけでおしゃべりしていることが気にかかる。このナーサリーに通い出してから、途端に長女の元気がなくなった。本能的に何かが違うと感じ、転園を決断。新しく通い始めたナーサリーでは水を得た魚のように元気を取り戻したので、モヤり度指数クリア。

 

メモ

イギリスで転園するのは複雑なことではありません。

少しでもおかしいと感じ、それが解決できないことなのであれば、他の選択肢をみてみることをおすすめします。

 

いいねいいね、イギリスの保育園事情

 

カラフル万歳!

【イギリスの保育園事情】

ロンドンという土地柄、子供も先生も外国人が多く在籍する。次女が通うナーサリーの先生はポーランド人、スペイン人、他にも様々な国籍の先生たちがいる。ポーランドの童謡を習ったり、スペイン語のあいさつを習ったり、外国語なまりの英語にも触れ、毎日たくさんの刺激を受けている。

幼い頃から「違うことが当たり前」の生活。肌や髪の色が違って当たり前。宗教や文化も違う。違いを排除するのではなく、受け入れることを学んでいる。こういう点においては、恵まれた環境だよなといつも思う。カラフル万歳!みんな違ってみんないい。

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子育ては比べるものでなし

イギリスの保育園では子供たちがトイレやパンツに興味を持ち始めたときがトイレトレーニングの始め時というスタンス。いついつまでに終わらせてというプレッシャーもまったくなし。学校が始まるまでにオムツとれていればいいよね!とあっけらかんというママさんたちも多い。「違うことが当たり前」から入っているので、ナーサリーも子供たちの個性や進捗度を大切にしてくれていることを常に感じる。

他の子と比べてこれができていないと言われるのではなく、長所に着目して、その長所を伸ばす教育がされている。

 

アバウトさが楽ちんなんだよ

【イギリスの保育園事情】

クラス分けにいたっては、日本のように年齢に合わせて年少、年中、年長というようなはっきりとした区切りがない。大きい子のクラスに入っても大丈夫そうだなというタイミングでクラス移動。なじめなければ、また元のクラスに戻る。娘たちが通ったナーサリーはどこもそんな感じでまさにアバウト。

少し大きい子供たちと過ごしている様子がアプリの写真で送られてくるのだが、次女が大きい二人に挟まれて砂のお城を作っている。小さいながらに、肘で自分のスペースを確保しようと頑張っている次女の頑張りが写真から見てとれる。よしよし、その調子!と思ってしまうのは違うかもしれないが、イギリスのナーサリーではおおらかさに加え、もまれてたくましく育つ環境も与えられている。

 

日本の保育園のように先生と保護者の連絡帳も存在しない。お迎え時の先生からの申し伝えも「お昼寝したよ。ご飯もりもり食べてたよ。うんちはしてないよ。」それで終わり。問題があれば知らせるが、ハッピーに過ごしているならそれでよしという感じ。慣れればこのアバウトさが楽ちんになる。

 

まとめ

ご覧のように、日本の保育園と比べるとすべてがおおざっぱです。でもとり方によっては、このおおざっぱさが細かいことを気にしないおおらかさともとれます。

子供の性格もそれぞれあれば、ナーサリーのカラーもそれぞれ。Ofstedのレポートで高評価であろうと、子供によっては合う合わないがあります。娘二人のナーサリー通いを経験して、個人的な結論としては、合わなければ合うところを見つけてあげればいいにつきます。イギリスのナーサリーはとにかくおおざっぱさとおおらかさが満載なので、転園に関してもお気楽なものです。

 

子供よ、たくましく育て。最後までお読みいただきありがとうございました。

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