子育て

こんなにも違う!【イギリスと日本の小学校比較】

イギリスと日本の小学校に大きな違いってある?

イギリスの小学校はどんな感じか教えてほしいな。

こんな声にお答えします。

 

こんな方におすすめ

  • お子さんがイギリスの小学校に通う予定の方
  • 日本とイギリスの小学校の違いに興味がある方

 

うちの娘はイギリスで一般的な公立の小学校に通っていますが、日本の小学校で過去に二度、それぞれ二週間の体験入学をさせてもらった経験があります。

 

本記事は、イギリスと日本の小学校を体験した娘と一緒に話を進めていきます。

 

はじめまして。私は現地校*のYear5です。

よろしくお願いします。

*イギリスに住む日本人はイギリスの小中学校のことを「現地校」と呼ぶ。

 

少し長くなりますので、目次から興味のあるものをポチッとクリックしていただければ幸いです。

 

基本は娘が通っている現地校での話がベースとなっておりますので、他校とは若干の違いがあるかもしれません。ご了承ください。

 

 

 

掃除がない

イギリスの学校では日本の学校のように掃除の時間がありません。子供たちは掃除は基本的にクリーナーさんがやるものだと思っています。

イギリスに長く住んで思うのは、日本人は学校の掃除の時間で、自分のものだけでなく公共のものも大切にする心を育んでいるのではないかということです。

日本の掃除の時間は楽しかったよ。みんなで雑巾がけで競争したのが一番楽しかった!

 

教科書がない

【イギリスと日本の小学校比較】教科書がない

イギリスでは教科書が配布されません。カリキュラムはあるようですが、それぞれ先生独自のスタイルで授業は進められるようです。

筆記用具も持参しません。ですので、スクールバッグの中身はすっからかんです。コロナ以降は、スクールバッグの持ち込みも禁止になったので、今は手ぶらで学校に通っています。

宿題は学校によりますが、娘の学校ではほとんど宿題がありません。宿題が出た場合、高学年になってからはほぼすべてオンラインでやっています。

教材を持ち帰らないので、学校で何を勉強しているのか細かくは分からないっていう保護者が多いよ。

 

レセプションがある

イギリスではYear 1(日本の小学一年生に相当)の前に、「レセプション」と呼ばれる準備期間が一年あります

4歳5歳のまだ小さい子供たちが制服を着て、Year 1からYear 6の子供たちと同じ校舎で学びます。

 

学校への送迎が必須

イギリスでは集団登校というものがありません。そのため、保護者の送り迎えが必須です。Year5(日本の小学校5年生に相当)からは保護者の同伴なしに通学が許可されていますが、それでもほとんどの親が送り迎えをしています。

学校への送り迎えは「スクールラン」と呼ばれており、朝と午後の送り迎えの時間帯は車で道路が渋滞することもあります。

イギリスでは子供一人で出かけてはいけないことになってるよ。だから、習い事に行くのも全部送り迎えしてもらってるよ。

 

給食当番がない

【イギリスと日本の小学校比較】給食当番がない

イギリスでは給食のことを「スクールディナー」と呼びます。

日本のように教室で給食を食べるのではなく、ダイニングホールに行って、ディナーレディーと呼ばれるスタッフに食事を取り分けてもらいます。イメージは日本の社員食堂のような感じです。ですので、給食当番の必要がありません。

日本の小学校の給食当番は楽しかったな。でも、マスクをしたり、エプロンをつけたり、準備することがいっぱいでちょっと面倒臭かった。

 

給食が選べる

特にロンドンの小学校は、いろんな国籍や文化をもつ子供がいます。宗教上食べられないものやベジタリアン、アレルギーなどへの配慮で、娘の学校では毎日3種類のメニューが用意されています。パックランチと呼ばれるお弁当を持たせることもできます。

日本の給食はとってもおいしかった!でも、食べ物を残せないのがイギリスと違ったよ。イギリスは苦手なものがあったら残しても何も言われないからね。

 

仮装イベントが盛りだくさん

【イギリスと日本の小学校比較】仮装イベント

イギリスの小学校ではイベントがたくさんあります。

学校にパジャマを来ていく「パジャマデー」絵本の登場人物になりきる「ワールドブックデー」クリスマスモチーフのトップスを着ていく「クリスマスジャンパーデー」これに加えて、複数のチャリティーイベントも開催されます。

 

仮装イベントが多いのですが、衣装はスーパーやオンラインで購入できます。

イベントを全力で楽しもうとしている姿勢がすごく、保護者はかなりの本気度で準備をしてきます。衣装だけではなく、お化粧やフェイスペインティング、カラースプレーで髪の毛の色を変えてくる子供もいます。

制服じゃなくて、自分の服を着ていくイベントもあるよ。みんなそれぞれが思うオシャレをしてくるよ。

 

スーパーで制服が買える

学校指定のロゴが入ったカーディガンやネクタイは学校で購入しますが、基本の制服セットであるシャツやスカート、ズボンなどはスーパーで購入できます。

 

 

それぞれの学校で黒やグレーなど基本の制服セットへの色指定はありますが、それ以外の細かい決まり事はありません。各スーパーによって多少デザインが変わってくるのですが、指定された色さえ選んでおけば問題ありません。女の子でズボンを履いてくる子もいますが、特に目立つこともありません。

日本の学校でびっくりしたのは、靴を履き替えないといけないこと。どこまでが上履きでどこまでが外履きかがすぐに分からなくて、慣れるのにちょっと時間がかかったよ。体育館シューズもあるし、忙しいね。

 

学校にプールがない

【イギリスと日本の小学校比較】学校にプールがない

イギリスにはプールのある公立小学校がほとんどありません。私立などで敷地内にプールを併設してる学校もあるのかもしれませんが、少数だと思います。

 

日本では小学校一年生から水泳の授業がありますよね?

娘の学校では、Year4(小学校4年生に相当)になって初めて水泳の授業がありました。しかし、学校にプールがないので、近くの市営プールにバスで行くという段取りになっています。

導入時期はエリアによって様々のようです。主人の小学校ではプールの授業が数えるほどしかなかったらしく、大きな声では言えませんがカナヅチです。子供を泳げるようにさせるため、水泳教室に通わせる親も多くいます。

 

髪型などの校則がない

特にロンドンの学校にはいろんな人種の子供たちがいるので、肌の色も髪質も様々です。子供の髪型は多種多様ですし、小さい頃からピアスの穴を開けている子供もいます。よって、日本のように学校で細かい校則が設けられることはありません。

お友達は肌の色も違うし、髪の毛も違うけど、小さい頃から一緒にいるし、違うことが普通だよ。

 

先生にプレゼントを渡す日がある

【イギリスと日本の小学校比較】先生にプレゼントを渡す日がある

学年末やクリスマスなど、感謝の気持ちということで先生にプレゼントを渡します。

上手く仕切ってくれる保護者がいれば、クラスの保護者全員からお金を募り、まとめてプレゼントを購入するというケースもあるようです。ただ、娘の学校は保護者それぞれがプレゼントを用意しています。

この文化を知った時、「えっ?賄賂みたい」と思ってしまいました。もちろんこれは強制ではありませんが、ほとんどの保護者がプレゼントとメッセージを書いたカードを準備します。

プレゼントの中身はワインやチョコレートの箱詰めなどが多いですが、高級百貨店の商品券などを送った保護者もいました。

 

人前で発表する機会が多い

「ナティヴィティ」(キリスト降誕物語)や「アセンブリー」と呼ばれる学芸会など、イギリスの小学校では人前で発表する機会が多くあります。

娘の学校では、クラスの保護者と学校の全児童が見守る中、それぞれの配役をこなします。セリフの長さの差はありますが、全員にセリフが与えられるため、小さい頃から人前で話す練習をする機会に恵まれています。

授業でも、クラスのみんなの前で発表するチャンスがたくさんあるよ。

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算数の教え方の違い

【イギリスと日本の小学校比較】算数の教え方の違い

日本ではかけ算の九九の暗唱方法がありますよね?

イギリスではかけ算の九九はタイムズテーブルと呼ばれ、日本とは教え方が違ってきます。

また、近年イギリスでは、シンガポール式の算数教育法が導入されるようになってきています。

日本では正しい答えをスピーディーに出すことが一番ですよね?一方、娘の学校では答えが正しいことも大切ですが、どうしてその答えを導き出せたのかが説明できないと、先生より指摘が入ります。

 

PTAへの強制がない

日本のようにPTA役員の選出で戦々恐々とすることはありません。娘の学校にもPTAのような保護者グループがありますが、規模が小さく、「やりたい人ができる時にできる範囲で」というスタンスです。

子供の頃からチャリティーイベントに慣れ親しんでいるからか、ボランティア精神でイベント運営に手をあげてくれる保護者の方がたくさんいます。人手が足りないと連絡が入ってきたのはこれまでに一度だけ。

娘の学校の保護者会は、Facebookのグループを作っており、そこで学校の有益な情報をシェアしてくれます。保護者はそのグループで質問や相談ができる形になっています。

 

運動会の練習がない

【イギリスと日本の小学校比較】運動会の練習がない

「スポーツデー」と呼ばれるものが年に一度開催されますが、日本の運動会のような本気度はまったくありません。

娘の学校では学年別ですし、当日子供たちが競技しているところを保護者が見に行くだけなので、2時間足らずで終わります。スポーツデーに向けての練習も一切ありません。

日本の運動会みたいに毎日練習して作り上げた感動がないから、いつも何か物足りないんだよね。

 

まとめ

イギリスと日本の小学校を比べてみると、たくさんの違いに驚きますよね?

娘は日本の小学校に体験入学してみて、軽くカルチャーショックを受けたようです。

 

このように比較してみると、小学校教育が子供の人格形成に与える影響が少なからずあることに気づきます。

イギリスの教育システムはなかなか複雑ですので、今後関連する記事を書けたらと思います。では、また!

 

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