子育て

イギリスのマタニティマーク体験談【Baby on board!】

イギリスにはマタニティマークって存在するの?

マタニティマークに対する周りの反応は?

 

こういった声にお答えします。

 

妊娠は初期のお腹が目立たないときが、体調的に一番不安定になりませんか?

お腹が明らかに目立っていれば、周りの人も少し距離を取ってくれるかもしれませんが、お腹が目立たずマタニティマークもつけていないとなれば、満員電車で押しつぶされて怖い思いをすることもありそうですよね。

 

イギリスにもマタニティマークは存在します。

個人的にはマタニティマークは体調が悪くなったときに気づいてもらうため、そして満員電車で押しつぶされないためのお守りのようなものとして身につけていました。

 

こんな方におすすめ

  • イギリスで妊娠中の方
  • 海外の出産や育児事情に興味のある方

 

イギリスでもマタニティマークに対するネガティブなニュースがまったくないわけではありません。ただ、マタニティマークに対する周りの反応や妊婦さんたちの対応は日本とは少し違ってきます。

 

二人の子供の出産間近までマタニティマークをつけて出勤していたので、イギリスのマタニティマークに対する反応はどういうものか、体験談とともにお話しします。

 

マタニティマークはどこでもらえるの?

source: TfL

Baby on board! のロゴが入ったいたってシンプルなデザインのマタニティマークは、駅の窓口でお願いすればもらえることもありますが、すべての駅で取り扱いがあるわけではありません。

ロンドン交通局のTfLのサイトで個人情報を入力すると、数日で自宅に送られてきます。ただし、自宅住所がGreater LondonエリアとSouth East Englandの場合のみに限定されています。

 

イギリスのマタニティマーク論争

イギリスで有名な出産・育児の情報サイトMumsnetでも、マタニティマークに関してたびたび議論が繰り広げられます。

>>> Would YOU wear a 'baby on board' badge at six weeks pregnant? (source: Daily mail) 

 

つけることを推奨する人もいれば、そんな小さなバッジに全員が気づくと思うのが間違いという人も。

気づかないふりをする人もいるので、席を譲ってもらえるよう自分からお願いした方がいいとの意見も多数あります。

 

実際に、目の前に座っている人に「妊婦なので、席を譲ってくれませんか?」と自らお願いする人たちを何度か見かけたことがあります。もちろん、気づかれなくてじっと立っている妊婦さんもいますが、席を譲って当たり前でしょ!と座っている人に食ってかかる妊婦さんも。

 

出勤時に時々見かける妊婦さんがいたのですが、私を見つけると必ずついてきて同じ車両に乗り込むのです。それもピタッとくっつく感じで。最初はわけが分からず「なんだよ、怖すぎ。。。」と思っていたのですが、ある朝話しかけられ、一人よりも妊婦 x 2、マタニティマーク x 2 の方が気づいてもらいやすいでしょ?と。それ以降、二人して席を譲ってもらうと「やったね!」と言うかのごとくウインクをしてくるその女性。あぁ、強い。。。と感じた体験です。

 

イギリスのマタニティマーク体験談

イギリスのマタニティマーク体験談

 

つわりの酷かった妊娠初期からマタニティマークをつけていましたが、バッジに気づくと満員電車でも気遣ってスペースを少し開けてくれ、中には押されないようにと自ら盾になってくれる人も。もやっとする経験がまったくなかったわけではありませんが、人の優しさや親切心を感じることの方が圧倒的に多かったです。

 

【体験談その1】ムキムキ兄さん強行突破

混み合った電車で通路に立っていたときのこと。目の前の座席に座っていた紳士風の男性がバッジを一瞥した後、気づかないふりをして新聞で顔を隠しました。少し悲しい気持ちになりながらも、まぁ期待するのも違うよな、と気持ちを切り替えていたところ、横に立っていたムキムキこわもて兄さんが「おい、席譲れよ!」と突然新聞をひったくりました。引ったくられた紳士風も何か言い返そうとしましたが、そのお兄さんのガタイのよさに縮み上がったのか、席を立ってどこかに消えてしまいました。

顔を引きつらせながら Thank you と言って座らせてもらいましたが、怖いやらありがたいやら申し訳ないやらの複雑な心境だったことは言うまでもありません。

 

【体験談その2】チームワークによる座席譲り

ある朝、車内で隣に立っていたお兄さんに「座りたくない?しんどいでしょ?」と聞かれました。「大丈夫です。」と答えたのですが、「しんどいでしょ?」と何度も聞かれ、私もYesと言わざるをえず。すると待ってましたと言わんばかりに、「この人は妊婦さんでーす!誰かー、席を譲ってくれる人はいませんかー?」と車両全員に届くような声で聞いてくれたのです。遠くに座っていたお姉さんが「はーい」と手を挙げてくれたのはいいのですが、混んでいる車内を他の乗客に見守られながらえっちらおっちらと突き進む妊婦。途中で「あの席は遠いからここに座ったらいいよ。」と親切に声をかけてくれる人もいたり。ありがたいやらはずかしいやらの体験です。

 

まとめ

イギリスもラッシュ時は日本と変わらない混雑ぶりになります。自分の身を守るためにも、妊娠したらイギリスではマタニティマークをつけることをおすすめします。

 

日本ではマタニティマークのネガティブな話題がたびたびニュースになりますよね。

マタニティマークで周りの優しさを感じた人ももちろんいるのでしょうが、つけて怖い思いをしたというインパクトのある話をメディアも多く取り扱うので、「マタニティマーク=つけるのが怖い」という残念なイメージが定着してしまっていることもあるのかもしれません。日本で妊婦生活をしたことがないので真相は分かりません。ただ、そういう怖い経験をした妊婦さんのことを思うと、腹立たしく切ない気持ちになります。

 

妊娠は病気でないという人もいますが、つわりが酷い人は病気となんら変わらない生活をしていますし、問題を抱えながら妊娠生活を送っている妊婦さんも少なくありません。どの国に住んでいようが、みんなが少し手を貸せるほどの余裕を持てて、安心して子供を産み育てられる世の中になればいいなと切に願います。

-子育て

© 2021 イギリスで暮らしてみれば Powered by AFFINGER5