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イギリスの働き方【ぶっちゃけ日本とどっちが働きやすい?】

イギリスで働くってどんな感じ?

日本とイギリスの働き方で大きな違いってある?

 

こんな質問にお答えします。

 

こんな方におすすめ

  • イギリスでの就職に向けて活動中の方
  • 海外での働き方に興味がある方

 

和を尊重する日本人と個人を尊重するイギリス人とでは、働き方にも大きな違いがあります。

 

イギリスで働いていると、日本の働き方とのあまりの違いに「えっ、それで大丈夫なの?」と思うことが多々あります。そういった経験談も含めてお伝えできればと思います。

 

 

有給休暇の取得は当たり前

【イギリスの働き方】有給休暇の取得は当たり前

メールの返事が全然こないんだけど。

あぁ、あの人ホリデー中だよ。

あっ、そうか。じゃあ、しょうがないね。

 

イースターホリデーや夏休み、12月のクリスマスシーズンは、社内でこういった会話がよく繰り広げられます。

この時期に2、3週間のホリデーを取る人が多く、仕事がまわらなくなることもよくあります。しかし、イギリス人の考え方は、有給休暇取得は当然の権利なので取って当たり前。みんなが使い切るものなので、お互いにカバーし合うのが常識となっています。

もし年度内に休暇を使いきれなければ、上限はあるものの次年度に持ち越せる会社が多いです。中には休みを買い取ってくれる企業もあります。

 

Probation periodがある

【イギリスの働き方】Probation periodがある

 

イギリスにはたいていProbation periodという試用期間があります。

試用期間は一般的に3ヶ月から6ヶ月間です。その期間中にパフォーマンスや勤務態度がチェックされます。ポジションに見合わないと判断されると雇用は継続されません。簡単にクビにされてしまいます。

イギリスで初めて採用されたとき、最初の3ヶ月間は毎日緊張していました。ミスをしないように気をつけるのはもちろん、欠勤しないように体調管理にも気をつけていました。

雇用者が必要だと判断すれば、試用期間が延長されるケースもあります。

 

在宅勤務やフレキシブル・ワーキング

【イギリスの働き方】在宅勤務やフレキシブル・ワーキング

 

イギリスでは在宅勤務やフレキシブル・ワーキングで働く人が多く、個人個人に合わせた働き方が広がりをみせています。

時短制度は「子供がいる女性社員のためのもの」という認識が日本にはありませんか?イギリスでは女性だけに限らず、時短で働いている男性社員もみかけます。

私の勤務先では年に一度働き方を見直し、変更依頼を人事部に提出することができます。

子供と過ごす時間を増やすためにフルタイムから週3日勤務にしたり、10時から14時で勤務するなど、各家庭の事情に合わせてリクエストは様々です。

新型コロナウィルスの流行以降は在宅勤務をする人が増え、今後ますます自由な働き方をする人が増えるのではと予想されています。

 

通勤代の補助がない

【イギリスの働き方】通勤代の補助がない

 

イギリスでは一般的に通勤代が支給されません。ロンドンの家賃はかなりお高いため、ロンドンエリア外から通う社員も多く、これがかなり痛い出費になります。ですので、イギリスで就職活動をするならば、必ず交通費のことも計算に入れておかないといけません。

Cycle to work schemeという自転車通勤をすすめる制度があり、自転車やヘルメットなどのアクセサリーを割引で購入できたり、購入費を会社からローンで貸してもらえます。

自転車通勤といえど、こちらの人たちは本気度が違います。主人の同僚には、片道1時間半かけて自転車通勤する人もいます。

競技用のような自転車で、オフィス街を猛スピードで走り抜ける人たちがいるよ。ひかれないよう注意!

 

残業が少ない

【イギリスの働き方】残業が少ない

 

英語には”karoshi"という単語が存在します。これはまさに日本の「過労死」からきたボキャブラリーです。それほど日本は長時間労働をする国と考えられています。

日本と比較すると、イギリスは基本的に残業が少ないです。

それがはっきりと現れるのが木曜日と金曜日。パブ好きのイギリス人は朝からパブで一杯ひっかけることばかり考えているのか、終業時間前にそそくさと帰宅準備を始めます。終業時間の17時にイスから立ち上がる準備ができており、レディーゴー!といった状態の同僚が周りにわんさかいます。

上司が残っているからといって帰ってはいけないという空気もありません。子供のお迎えのために時間きっちりに会社を出ないといけない私にとっては、この環境はとてもありがたいです。

 

終身雇用がない

【イギリスの働き方】終身雇用がない

 

部署閉鎖や余剰人員削減にあたってのRedundancyは当たり前。いわばリストラです。

勤続数十年という社員であっても容赦なしです。社内に空きポジションがあれば異動もありえますが、なければ新たに就職活動をしなければなりません。

 

例えば、リーマンショックの頃、金融機関が集まるCanary WharfやCityでは、段ボール箱を抱えた会社員が肩を落として歩く姿がよく見られました。重役クラスやトレーダーなどは「はい、Redundancyです」と宣言されるやいなや、その日に会社を去らなければなりません。段ボール箱を渡され、私物を片づけるように言われます。そして、機密事項を盗まないように横には監視の人が張りついて、自分のパソコンにアクセスすることすら許してもらえません。

そういったポジションでなければ、Redundancyを言い渡されてから数ヶ月の猶予期間をもらえることもありますが、どちらにせよ、正社員であってもポジションが守られているわけではありません。よって、日本のような終身雇用制度はほぼないと言っても過言ではありません。

 

転職が当たり前

【イギリスの働き方】転職が当たり前

 

日本も状況が変わってきているなとは感じますが、それでも愛社精神を持って働いている人たちはたくさんいますよね?

イギリスでは、いい条件のポストがあればフットワーク軽く転職をする人が多く、転職はステップアップの一環として考えられています。

日本で転職を繰り返すことはネガティブにとらえられますが、イギリスでは「転職」というワードにそういったイメージはありません。数年毎に転職を繰り返す人もたくさんいます。隣の芝が青ければ、ぴょんとうつるといった感じでしょうか。

逆に、何十年と同じ会社で同じ業務をしている人のことを揶揄してDinosaur(恐竜)と呼ぶことがあるぐらいです。

 

社員教育がない

【イギリスの働き方】社員教育がない

 

イギリスでは日本のように新卒一斉採用というシステムがなく、ポジションが空けば採用するという形をとっています。一般的にOJTのように新入社員を手取り足取り教育するということはまずありません。退職する前任者から仕事を引継げれば幸い。私の経験では、そうでないケースも多々ありました。その都度分からないことは、同僚や上司に聞きまわって解決していくというスタイルです。

 

雇用者サイドとしては、フレッシュな新人の人材育成に時間やお金をかけるなら、即戦力として働ける経験者を採用するという傾向が強いです。

日本では採用に上限年齢を定める会社もあるようですが、イギリスでは50代で採用されているケースも実際にたくさん見てきました。「能力さえあれば、年齢は関係ない」これはイギリスで働いていて、一番惹かれるポイントかもしれません。

契約社員は高給取り

【イギリスの働き方】契約社員は高給取り

 

イギリスで契約社員というと、高いスキルを持った人という理解があります。福利厚生はないに等しいですが、お給料は格段に高く、中には半年間契約社員として働いて、残りの半年間は遊んで暮らすという人も。

新型コロナウィルスの流行以降、契約社員の雇用は減っており、状況は少し変わってきているようです。ただ、契約社員として転々としながらスキルを高めていく働き方は、これからの時代きっとありよりのありですよね?

 

海外へのアウトソーシング

【イギリスの働き方】海外へのアウトソーシング

 

英語が話せて仕事ができれば、イギリス人でなくてもいいという考え方が広まってきています。人件費が安い国に仕事が流れていく傾向が強く、今後ますますその流れが加速しそうな気配です。

AIの発達によって仕事がなくなるとおびえる前に、英語の話せる外国人に仕事が奪われ、自分たちができる仕事がなくなっていくのではと心配しているイギリス人は多いようです。今後は国内で仕事を取り合うのではなく、国境を超えたところにも競争相手がいることになるんでしょうね。この状況怖すぎますよね?

 

「お客様は神様」ではない

【イギリスの働き方】「お客様は神様」ではない

 

対応の悪い店員。私の中ではまさにこの画像のイメージです。日本の飲食店のいき届いたサービスに慣れていると、イギリスのふてぶてしいサービスにびっくりするのではないでしょうか?(もちろん、きちんと丁寧に対応してくれる人もいますよ!)

イギリスでは、お客様はまったくもって神様ではありません。サービスする側が「ありがとう」と言わなくても、客はもれなく「ありがとう」と言うことを期待されます。運が悪ければ、サービスしてあげてるんだからという態度をとる店員に当たることも。

最初はぎょっとしましたが、でもよく考えてみると、日本の隙のないサービスの姿勢が、サービスを提供する側の首をぎゅうぎゅうとしめているという理解もできませんか?

 

まとめ

イギリスと日本のワークスタイルはびっくりするほど違いがありますよね?

 

「ぶっちゃけ、イギリスと日本だったらどっちの方が働きやすい?」

もしこういった質問が投げかけられたら、私はイギリスと答えるでしょう。ただこればかりは、個人個人で受け止め方が違うでしょうし、アバウトさが苦手という方がイギリスで働くとストレスを感じてしまうかもしれません。

 

唐突ですが、ここでイギリスと日本の働き方の違いがよく分かるエピソードを。

イギリスではよく電車が遅れたりキャンセルになったりしますが、駅構内のアナウンスでアゴが外れそうなほどびっくりした理由がありました。それは!

 

「落ち葉がたくさん落ちているため、安全上運転できません」

「太陽がまぶしくてよく見えないから、運転できません」

「運転手が見つからないから、キャンセルです」

 

日本だとまず考えられませんよね?

日本では電車が遅れると遅延証明が発行されますが、こちらでは日常茶飯事なので、遅延証明なんていうものは最初から存在しません。もし電車の遅延のせいで会社に遅刻しても、それは仕方がないこと。

でも悪いことに、それを利用する人がいるんですよねぇ。

会社に遅刻した理由は「電車が遅れたから」「電車が満員で乗れなかった」「電車がキャンセルになったせいで駅のホームが混雑してて」など。毎日バラエティに飛んだ言い訳をする同僚がいたなぁ。。。(遠い目)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。では、また!

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